グンゼ博物苑は創立100周年を記念して1996年(平成8年)4月に蚕都・京都府綾部市に、見る・知る・感じるをコンセプトにオープン。 約2万平方メートル(6,000坪)の「蔵のある広場」には、大正初期頃の繭の保管倉庫を改修した5つの建物があります。それぞれ「絹蔵(きぬ ぐら)」「靴下蔵」「莫大小蔵(メリヤスぐら)」「集蔵(つどいぐら)」「商蔵(あきないぐら)」と名前がついています。 「莫大小蔵」では肌着製造に使われた機械や製造工程、インナーウェアの流行を見ることができます。メリヤスは靴下を意味するスペイン語のメディアス、ポルトガル語のメイアシュがなまったものです。現在では肌着など編んだ物の総称として用いられています。アラビアが発祥の地とされ、日本には16世紀(安土・桃山時代)に伝来したと言われています。

かつて肌着・靴下は日常生活に密着した実用衣料でしたが、現在ではファッション性が高まり、日本ハムファイターズの新庄選手のCMに見られるようにおしゃれでかっこいい下着としての広がりも見せています。 「絹蔵」では蚕を飼って繭を作り生糸(絹糸)が絹織物になるまでの工程や絹製品・繭の工芸品・蚕糸業を描いた江戸時代の錦絵が展示されています。 「靴下蔵」では靴下・ストッキングに関しての製造機械、素材や織りの変化に伴うストッキングの流行を見ることができ、「集蔵」はイベントなど多目的スペースとして、「商蔵」は博物苑のインフォメーションとなっています。

これらの他に、世界各地の桑約500種2000本を育成している「桑の苑」や、「グンゼ記念館」なども圧巻です。